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変形性膝関節症の前期症状について


膝がこわばる感じがする、正座をしたり、胡坐などの地面に直接座る姿勢を取ると立ち上がりで膝が痛む、歩行を長く続けると膝が痛い、などの場合は、変形性膝関節症の前期症状が出ている可能性が高いです。関節軟骨が薄くなってくると、その分衝撃に弱くなり、関節包や靭帯などが引き伸ばされることで膝に痛みが起こります。

軟骨は加齢とともにすり減りが起こります。このことは男女の差別無く誰にでも起こることですが、すり減りの度合いには個人差があります。特に膝の変形がある場合や、外傷でなんども膝を怪我した場合は減りが増大します。

膝の関節に位置する軟骨は粘りも弾力性もあり、外力を分散したり吸収する能力にも優れています。この軟骨や関節液がなければ骨同士がぶつかり、始終痛みで立っていることもできません。軟骨ですからやはり柔らかい分デリケートです。

軟骨の表面に傷がついてしまったり、劣化することを軟骨変性と呼びますが、これがしばしば起こると弾力性も失われ、関節本来の衝撃から守るクッションとしての役目も退行していきます。この構造の変化が変形性膝関節症の前期症状です。

また、前期症状や自覚症状がほとんど無いという場合もあります。たまに膝が痛んだりしてもすぐに治まる、という状況ではなかなか判断がつきません。生活環境にも原因があります。正座をする環境がまったく現れない方もいれば、歩行をほとんどしない方もいますし、エレベーターしか使用しない方も多いはずです。

変形性膝関節症の前期症状はレントゲンでは軟骨を見ることはできません。またもしも内視鏡で見た場合は、関節の軟骨に毛羽立ちのようなものが見られることが多くなります。やはり早期発見が大切ですので、膝に痛みがあるな、と自覚したらすぐに自己診断をすることが必要です。

正座をちょっとしてみたり、非常階段を数段下りてみるなど、とても簡単な方法でも効果があります。前期症状はまだまだ快調です。発症前と考えることも可能な時期ですが、安心しているのは良くありませんので、少しでも膝に違和感を感じたら早めに診てもらうようにしましょう。