TOP > 変形性膝関節症 > 症状について

症状について


人間の膝関節において、骨同士が互いに直接擦れ合うことのないように骨の表面を覆い、クッションの役割をしているのが軟骨ですが、この軟骨が老化や過度の荷重の負荷によって、すり減ってしまうことで膝に痛みを生じるようになるのが、変形性膝関節症です。

この変形性膝関節症は進行性の病気なので、その症状には段階があります。まず初期の段階ですが、自覚症状として痛みはほとんどありません。多くは朝などの動き始めの際に、若干の違和感がある程度です。

しかし、それも少し休むことで回復することが多いために、放置する方が多く、このことにより変形性膝関節症に気付かないため、早期に発見することが難しくなっています。

その後、症状は徐々に進行し、中期の段階へと移って行きます。中期では初期の段階であった膝の違和感、こわばりが強くなってきます。そして、膝を曲げる・伸ばすという動作時に確かな痛みを感じることになり、膝に水が溜まってしまうケースもあります。

当然、膝に負担のかかるような動作時に痛みがありますから、階段などの段差の昇降が辛くなってきます。また、関節が炎症を起こし、腫れてくることもあります。

しかし、ここでしっかりとお伝えしたいのは、膝に水が溜まったからといって、安易に抜かないことです。膝に水が溜まることは悪いものだと思っている方が多いようですが、実は、それは大きな間違いです。

膝に水が溜まるということは、これ以上、膝と膝の間隔が狭くならないようにと、体が起こしている防御反応です。せっかく、、膝と膝の間隔が狭くならないように水を出しているのに、それを抜いてしまうということは、症状を逆に悪化させているのです。

よく、抜いても、抜いても水がすぐに溜まってしまうという方を良く聞きますが、体は一生懸命に防御反応をしているのにも関わらず、その防御を自分で壊してしまっているのです。

ですので、水を抜くという行為は、変形性膝関節症を改善するのではなく、逆に症状を悪化させているということを知っておいてください。ここを間違えると、後々取り返しのつかないことになってしまいます。

そして、日本人に多いとされるO脚は、変形性膝関節症が起こるもっとも大きな原因と考えられています。この中期の段階まで来ると明確に自覚症状があり、病院へと行かれる方が多くなっています。

そして、いよいよ末期の段階の症状ですが、ここまで来ると膝の変形も重度になっていて、歩行をすることですら痛みが生じ、辛く感じることでしょう。

そうなれば当然生活動作も不自由になり、日常生活にも支障をきたすことになりがちです。外見から見て分かるほど変形が進みますが、この軟骨には再生能力が無いためにさらに悪化を続けることになります。

最終的には歩行すら困難となってしまう可能性が十分に考えられます。このような状態になると手術を薦められると思います。

しかし、手術にはそれなりのリスクがありますし、手術をしたからといって、完全に治るのかというと、そんなことはありません。

手術をされた90%以上の方が痛みを再発してしまっている事実もあるくらいです。ですので、少しでも違和感を感じたら、重度の症状になる前に出来るだけ早く治療を受けるよう心掛けてください。

変形性膝関節症の治療はこちらから