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変形性膝関節症の疫学について


ひざ関節には、大腿骨と呼ばれる太ももの骨、脛骨と呼ばれる脛の骨、ひざ蓋骨と呼ばれる骨の3つの骨と、それらに加えて、その周りを支える靱帯や腱、筋肉によって構成されています。

しかし、このままですと、骨と骨同士が直に接している状態となります。そのため、骨同士がガチャガチャとぶつかり合うこととなり、結果として関節がスムーズに動かなくなり、機能を果たせなくなります。

それを防ぐため、骨の表面は滑らかで弾力性を持つ軟骨と呼ばれる物質に覆われていて、さらに大腿骨と脛骨の隙間には、半月板という軟骨組織も存在します。

これらの、軟骨や半月板は、歩いたり走ったりするときに発生する衝撃を吸収するための、いわゆるクッションの役割を負っています。これらは、いずれも老化するにともなって徐々にすり減っていきます。

それが原因となって、痛みや腫れなどの症状が発生するのが、変形性膝関節症です。この変形性膝関節症を疫学的に見てみますと、日本人を対象とした場合、内側の軟骨がすり減るタイプの変形性膝関節症が多いと言われています。

変形性膝関節症は軟骨が摩耗する場所によって内側型、外側型、膝蓋型の3つのタイプに分けられます。日本人では、この中でも特に内側型が多いということです。

では、なぜそういった傾向が見られるのでしょうか。それは、日本人には生まれつき、O脚の人が多いからなのです。O脚とは足と足の間が開いてしまうというものです。

O脚ですと、ひざが外側に向く=内側に負荷が偏ります。そのため、内側の軟骨の摩耗がはやくなり、内側型の発症が多くなるのです。これの原因としましては、太ももの筋肉の弱体化が挙げられます。

これを防ぐためには、太もものに限らず、足全体の筋力トレーニングが効果的です。ちなみに、日本人の女性の80パーセントがこのO脚であると言われています。

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