歩行の仕方


変形性膝関節症とは、膝関節に存在する軟骨がすり減ることで炎症や変形を生じ、痛みなどが発生する疾患です。

正常な状態の場合、表面は軟骨で覆われた状態になっています。軟骨は弾力性に富んだ組織からなり、ひざに作用する衝撃を和らげたり、関節の動きを滑らかにする、いわゆるクッションのような役割を果たしています。

また、滑膜から分泌されている関節液は軟骨が持つ成分の1つで、皆さんご存知のヒアルロン酸を含んだ粘りのある液体であり、ひざがスムーズに動く潤滑油と、軟骨における栄養の役割を果たしています。

変形性膝関節症の初期においては、軽度の軟骨の磨耗が発生しますが、自覚的な症状が発生することはほとんどありません。

そこから、軟骨の磨耗が一定以上進行した場合(中期と呼ばれる)、膝を曲げ伸ばしたり立ち上がるときや、歩行時にかかる負担が増加すること、および軟骨と半月板が変性することによって生じる刺激により関節炎が発生します。

この関節炎では、膝を曲げ伸ばししたときの動作時痛と呼ばれる痛みや、曲げ伸ばしが制限される可動域制限が発生します。

また、関節液が通常よりも多量に分泌されることで、ひざに水が溜まってしまうことがあります。ひざに痛みが出てくると、日常生活での歩行にも支障来してきます。

また、日本人にはO脚の人が多いため、ひざの内側の軟骨がすり減る、内側型の発症率が高いそうです。また、歩行時の痛みを和らげようと、無意識に別の部位に負荷をかけてしまうこともあるため、早めに病院にかかることをお薦めします。

さらに症状が進行すると、軟骨の磨耗もさらに進行し、関節の土台の骨である軟骨下骨が外部に露出したり骨棘という、骨そのものが変形する症状も発生します。

この状態になると、膝を動かして歩行するたびにひざの骨同士が直にぶつかり合ってしまい、強い痛みを覚えるようになっていきます。

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