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合併症について


長い間使い続ければ自動車のタイヤがすり減って行くように、人間の体でも同じようなことが起こっています。ひざの関節は荷重に対し、クッションの働きをする役目を果たしていますが、軟骨はタイヤのように年々すり減っています。

変形性膝関節症は、大抵の場合、保存療法が適用されますが、運動療法や理学療法、さらに薬物療法といった治療法で中々効果が得られなかった場合には、手術をする場合があります。

変形性膝関節症の手術において近年一般的なのは、金属やセラミックで作られた人工関節を割りあえる人工膝関節置換術です。しかし、この手術は場合によっては合併症を生じることがあります。

まず挙げられる重大な合併症として感染が挙げられます。医療が進歩した現代においては、発生率としてはほんの数パーセントの低いものですが、施術時の細菌感染により化膿が起こってしまうことがあります。

もしも骨の中に細菌が感染してしまうと死滅させるのは困難なため、症状が悪化すると骨が溶けるといったことになりかねません。場合によっては、取り付けた人工関節を取り出すことさえあります。

また、感染をしていても症状が現れずに、体力や免疫力が低下した時に感染の症状が現れてくるケースもあります。

次に変形性膝関節症の代表的なものとして、人工関節のゆるみというものがあります。前述のように細菌に感染してしまうと、骨が溶ける可能性があると記述しました。

このことによって人工膝関節と骨との間で緩みが発生することがあります。そもそも人工関節はあくまで代替で、人間の体にとっては間違いなく異物なために骨と一体化するようなことはありません。

緩みが生じた時には、ケースによっては人工関節を入れ替えることもあります。このように変形性膝関節症の手術は合併症を引き起こすリスクがありますので、その点をしっかりと頭に入れた上で検討することが必要になってきます。

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