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装具について


ひざ関節は、大腿骨と呼ばれる太ももの骨、脛骨と呼ばれる脛の骨、蓋骨と呼ばれる、いわゆるひざのお皿の3つの骨と、それに加えて、その周りを支える靱帯や腱、そして筋肉によって構成されています。

しかし、骨と骨同士が直に接している状態ですと、骨同士がぶつかり合ってしまい、結果として関節がスムーズに動かなくなってしまいます。

そのため、骨の表面には滑らかで弾力性を持った、軟骨と呼ばれるものに覆われています。大腿骨と脛骨の隙間には、それに加えて半月板という軟骨組織も存在します。

骨の表面を覆っている軟骨や半月板は、歩いたり走ったりするときに発生する衝撃を吸収するための、いわゆるクッションの役割を追っています。

これらは、いずれも加齢にともなって徐々にすり減っていきます。それによって、痛みや腫れなどの症状が発生するのが、変形性膝関節症です。

変形性膝関節症の治療法には、大別して手術と保存療法の2つの選択肢があります。手術は、保存療法を行っても、変形性膝関節症の症状の改善が見込めない場合などに選択されるため、保存療法の方が多く行われています。

また、変形性膝関節症の保存療法にはリハビリテーション、装具療法、物理療法、薬物療法があり、今回はこの中でも「装具療法」について説明したいと思います。

装具療法は、ひざの関節にかかる負担を軽減することで関節を安定させることを目的としており、「サポーター、足底板、機能的膝装具」といった装具が存在します。

サポーターは、個人でも簡単に購入出来るため、ハードルは高くありませんが、サポーターのひざ関節の負担軽減効果はあまり高くありません。

これは、サポーターはどちらかというと装着時に感じる安定感や保温効果に長けている為です。足底板は日本人に多いO脚を矯正することを目的として、足の裏に装着します。

これによって、ひざ関節の内側にかかる負担を軽減する効果が得られます。機能的装具は、プラスチックや金属を用いて作成された装具で、ひざ関節の安定性を高めることを目的としています。

ですが、いつまでもサポーターなどに頼っていると、ひざ周りの筋力が衰えてしまい、変形性膝関節症を悪化してしまうことにもなりかねません。

ですので、痛みが酷い時は安静にしていることが求められますが、ある程度、痛みが引いているのであれば、積極的に筋力アップをしていくことをお勧め致します。

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