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ヒアルロン酸とは


よく、「膝の痛みにはヒアルロン酸配合の健康食品云々~」という通信販売の番組を眼にしますよね。ヒアルロン酸は、N-アセチルグルコサミンとグルクロン酸 (GlcNAcβ1-4GlcAβ1-3) の二糖単位が連結した構造をしており、極めて高分子量であり、分子量はなんと100万以上になると考えられています。

また、コンドロイチン硫酸などの他のグリコサミノグリカンとは違って、硫酸基の結合が見られません。さらに、コアタンパク質と呼ばれる核になるタンパク質にも結合していません。

人間の身体の内部においては、関節、硝子体、皮膚、脳などの、体内の多くの細胞外マトリックスに見られます。とりわけ関節軟骨においては、アグリカン、リンクタンパク質と非共有結合し、超高分子複合体を形成し、軟骨の機能維持において非常に重要な役割をしています。

軟骨というのは、骨の表面を覆っている弾力性を持ったなめらかな物質を指します。これがあることによって関節はなめらかな可動を可能にしているのです。変形性膝関節症という疾患においては、この関節軟骨が磨耗して、すり減って失われることによって発生します。

関節軟骨が失われてしまうと、歩いたり走ったりするときに発生する衝撃を吸収するための、いわゆるクッションの役割を果たしている部位が失われてしまうため、それによって痛みを感じるようになります。

これが変形性膝関節症の発生メカニズムなのです。これを防ぐためには、適度な運動や生活習慣の改善、O脚の解消などが挙げられます。また、発症してしまった後でも、ヒアルロン酸が活躍する場面があります。

それがヒアルロン酸注射です。このヒアルロン酸注射には、関節軟骨の保護および修復作用、関節内の潤滑作用、および鎮痛作用があるため、痛みを抑えるために使用されることが多いです。

その他にもステロイド系の注射もありますが、副作用の懸念もあるため、連続の使用は避ける必要があるでしょう。

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